「さあ、これで準備完了!」
「それでは社長さん、そろそろ失礼します。なにしろ時間がないもんで」
おかしな二人は電車の運転席に座りました。
すると、車輪のないはずの電車が、ぴかぴかしながらゆっくりと動き始めました。
社長さんがびっくりしてあとを追いかけると、

電車はますます速くなり、


そして、
どんどん走って、線路も外れて、
とうとう、見えなくなってしまいました。

社長さんはただただ口をぽかんと開けて、立ちつくしてしまいました。


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